上森の田の神
安楽寺西側
神像型
田の神とは
この田の神(石像)信仰は南九州に特に見受けられるものであり、旧薩摩藩藩領内に広く分布しています。
十八世紀初頭から作られ始め、十八世紀から十九世紀の初めまでは特に本格的な製作がされたようです。
南向きの田を見渡せる山裾とか田のほとりに据えてあります。
中には石や木製の祠を作って据えてあるものもあります。
町内では衣冠束帯的な服装の神像型が多く、仏像型、僧型といわれるものは少ない、いずれも殖産の神とし農民の素朴な願いが込められ、小字ごとに一体か、大字ごとに一体の割で鎮座しています。