淡島神社
この神社は地元では淡島殿といい、古大内川のほとりにあります。少彦名尊がお祀りしてあり、御神体は平たい自然石です。
今から220年余り前の寛政元年(1789)麓の山元金左衛門という人が宮崎の青島で御神体をさずかり、自分でその御神体を背負っていざ立とうとしますが、立てません。何回も何回も繰り返してみても、どうしても立つことができませんでした。
そこで金左衛門さんは御神体はここが気に入られたのだろうと思い、現在の所にお祀りしたとのことです。
そんなに重いとは思われないほどのものですが、何か神秘的な神の力なのでしょうか。現在の社守は(山元一美さん)は金左衛門さんから数えて八代目です。
淡島殿は婦人病、安産、子供の夜尿症等の下の病に霊験あらたかとして古くから信仰が厚く、
昔は今のように道路もよく整備されてなく玉石の多い細道でしたが、それでも祭りの日に旧3月16日は霧島盆地はもちろん、
遠くから参拝者も多く日傘の行列が出来るなど屋台の出店もたくさん出ていました。
現在でも地元はもとより他県から参拝者があります。
境内には大人2、3人で囲むぐらいの椎の大木があります。