的野六面石幢
所在地 的野神社参道
この石塔は、万治元年(一六五八)十二月に建立されたもので、明治初年の廃仏毀釈の時の受難の跡が東面と南面に見られます。
「諸行天常是生滅法生滅々巳寂滅為楽」は「涅槃経(ねはんきょう)」の偈文(げもん)です。
上部の六地蔵(仏がん)は、六道において衆生の苦患を救うという地蔵で六道輪廻をあらわすと仏典に記されています。
かつては的野正八幡別当弥勤寺には石塔が数多くあったそうです。それらの貴重な残存品ではなかろうかと言われています。
または藩政時代の刑場跡供養塔かも知れないとも伝えられています。