山之口 弥五郎どん祭り
日時:2019年11月3日 日曜日 文化の日
場所:弥五郎どんの館周辺
山之口弥五郎どん祭りは養老4年(720)大和朝廷による隼人征伐(はやとせいばつ)の故事により「放生会(ほうじょうえ)=生類を放つために執り行われる儀式」が行われ、後に大人人形「弥五郎どん祭り」として伝えられ、1,000年を越える歴史の中で庶民に親しまれながら、郷土の誇りとして先人から大切に保存・継承されてきた貴重な伝統行事です。
また、弥五郎どん祭りは的野正八幡宮(まとのしょうはちまんぐう)の神様(応神天皇)が同八幡宮分社の池之尾神社に祀られている神功皇后(応神天皇の母)と年1回面会し、一緒に浦安の舞や神楽舞などを終日楽しんだという伝説に由来しています。
中でも浜殿下り(はまくだり)行列(御神幸行列)は、盛大の中にも古式豊かな一大絵巻で素朴さに特徴があり、昔とほとんど変わらない伝統行事です。
祭りの見どころはなんといっても子どもとともに浜殿下り行列の先払い(先導役)を威風堂々と務める弥五郎どんです。
庶民に親しまれている弥五郎どん。竹で編まれ、麻の薄い着物一枚しか来ていない素朴な御神体ですが、「弥五郎どん」ゆかりのものに触れると病気をせず、一年中元気で過ごせるという言い伝えがあります。